2022/08/09 08:00

オンラインレッスンってコロナが広まり、だいぶ身近な存在になったと思うのですが、もっともっと有効利用ができると感じています。そこで、今回はオンラインレッスンというスタイルでどんなことができるか、僕なりの提案をしてみたいと思います。


[超pp練習]

これは以前より提唱しているウォームアップ+基礎練習で、防音設備のない集合住宅でもできる、超小さな音量と低音域だけで行う方法です。

実際の曲をバンバン演奏することはできなくても、セッティン、呼吸、体の力のバランス、音の出る原理、ロングトーン、フィンガリング、音域変化などを改めて確認することができます。

中でも、僕はレッスンでいつも言っているのですが「トランペットは最も少ない要素で演奏できるバランスを見つける」という行為はこうした超pp練習でのほうが理解しやすいのです。力まかせにならず、どんな動きや力がどれくらい必要で、何が必要でなないのかを見極めることのできるこの練習をおすすめします。


[楽典(音楽理論)]

楽譜の読み方やルール、楽譜から音楽に昇華するために必要なことなどを解説する講習会のようなレッスンができます。楽譜を読むのが苦手、楽譜を見ていると自由に演奏できない、そんな方に特におすすめです。

また、音大音高受験を目指している方も、楽典のレッスンは対面でなくても十分できる内容が多いです。


[質問がたくさんある]

僕のレッスンに単発でいらっしゃる方のレッスンは、大質問大会になることがよくあります。疑問に思っていること、どうしたら解決できるかわからなくて困っていること、正しい練習方法や体の使い方についての確認など、真剣に取り組めば取り組むほど生まれる疑問は確かに増えてくることでしょう。

僕のレッスンは、常に生徒さんが一番やりたいこと、解決したいことを優先しています。質問が山のようにあれば、まずはそれをお聞かせください。ひとつずつ理論的な側面も踏まえて納得のいくお答えをさせていただきます。


[指導法に関するレクチャー、講習]

以前、部活動の顧問をしていらっしゃる方(トランペット未経験)がレッスンにいらしたことがあります。少しでも楽器のことを知って、部活動で指導できるようになりたい、という素晴らしい先生でした。

楽器の上達のためのレッスンは多くありますが、指導法についての個人レッスンというのはほとんど聞きません。しかし、これかなり大切だと思うのです。例えば音大生、音大卒業生、部活動の顧問や指導をされている方、最近では自治体と契約をして外部指導員になった方も多いはずですし、もうすぐ学校と部活動の切り離しが始まります。

そうした中で、的確に、理論的かつ音楽的なレッスンや指導をするためにどんな考え方や進め方が良いのか、そうしたお話や質問をたくさんしてください。


音大を卒業してすぐに始めた音楽教室講師も、気づけば25年近くになろうとしています。常に考え、実践し、失敗も苦労もしましたが、おかげでトランペットの音を出した瞬間に、この方はどのような体の使い方をしていて、何が必要で、どんなアドバイスをすべきか、奏法的な側面は特にわかるようになりました。

僕が何を見て、どんな言い回しでアドバイスをしているのかをぜひ盗んでみてください。



ということで今回はオンラインを音楽に有効利用できるいくつかの内容を紹介しました。他にもたくさんあると思いますので、ぜひどんなことでもおっしゃってください。

オンラインレッスンはBASEにてお申し込みいただけます。お申し込み後、こちらから日程やレッスン内容に関するご相談をさせていただきます。


お申し込みお待ちしております!


荻原明(おぎわらあきら)